2008年10月16日木曜日

080901エジンバラ(オープニングセレモニー)

人数は少ないですが、近々で聞くとなかなかの迫力。
バグパイプは一人で演奏しても大きい音ですが、これに打楽器が入ればもう見事です。
この楽隊はthe Lothian and Borders Police Pipe Band(ロジアン&ボーダー警察パイプバンド)
おぉ、警察の楽隊だったのか。

エジンバラはロジアン州&ボーダー州警察の管轄下にあります。

突きあたりまで行進して、折り返してきました。
このまま、行ったり来たりを繰り返し、門の中に消えていきます。
そのあとは、左手に座っているゲストのスピーチ。
The Minister For Communities and Sport Mr Stewart Maxwell(スポーツ相スチュワート・マックスウェル氏)、The Lord Provost Of Edinburgh the Rt Hon George Grubb(エジンバラ市長ジョージ・グラップ閣下)
大会アンバサダーの前スコットランド代表キャプテンであるGavin Hastings(ギャビン・ヘイスティング氏)等そうそうたるメンバー。
「スコットランド自治とスポーツ相」のほうが格上ですがタダのミスター、エジンバラ市長は閣下の尊称がつくんですね。さすが歴史の差。(Rt Hon→Right Honorable(市長、貴族などの尊称))



そして、キルトの正装も立派な白髪の紳士の歌がはじまりました。
この方は私達が到着して、すぐにこの広場に現れたのですが、どういう人分からないままでした。

最後に壇にあがり、「Flower of Scotland」を歌い始めると、スコットランドチームも合唱しはじめました。
なんと、この方はこの曲を作ったフォーク・デュオの「The Corries」の相方Ronnie Brown氏。
いゃあ、ご本人自ら歌ってくださるなんて、感激。
曲を作ったもう一方のほうは亡くなっています。

スコットランド・ラグビーチームの公式な賛歌としても使われてるので、全員合唱となったわけですね。

60年代に活躍のグループだそうで、いまや渋い白髪のおじさま。





しかもこの曲の歌詞を見るとわかりますが、イングランドに攻めてこられた時、必死に戦い、勝利したスコットランド軍の歌になってます。
エドワード軍てのが、イングランドの軍勢です。

ラグビーは歴史ある5カ国ラグビー(2000年よりイタリアも加わりシックス・ネーションズ)があり、当然イングランド対スコットランドもあるわけで、その試合前にこの賛歌を歌われるとイングランドも苦笑でしょうね。

もっとも連合国歌の「God save the Queen」のほとんど歌われることのない6番には『激流の如きスコットランドの反乱を打ち破らん』という歌詞もあるようで、スコットランドの人はあんまり歌いたくないでしょうね。現代は連合しているとはいえ、侵略、反乱の長い歴史があります。

*シックス・ネーションズとはイングランド、アイルランド、ウェールズ、スコットランド、フランス、イタリアの欧州6カ国対抗戦


歌の後、盛大な花火が上がり、オープニングセレモニーは終了。消防車の出番はなしでした(笑)

この後は行進して、パーティ会場へ。

ロイヤルマイルを右に折れGeorgeⅣBridgeに入ります。



スコットランド国立図書館の前。
7時半すぎてますが、まだ明るい。

道端にいる人達も手を振ってくれたり、何だろうと足を止めたりです。
ちゃんと交通規制してもらって、道路の真ん中をパレードしてるんです。


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