2009年10月2日金曜日

090802会津せと市から大内宿へ

ほんとに広々した座敷にはいり、このような火鉢の卓で頂きます。そば茶に大根の煮たのはサービスのようです。これがまた美味しいの。

明け放れた座敷からは大きな木陰がみえ、緑がいいですね。

これが「高遠そば」、いつものように撮る前に食べてしまったので、よそ様より拝借してきました。ほらネギが一本。中身は大根おろし。
美味しいのだけれど、ネギ丸かじりはちとつらいものがありました。ちゃんと箸もあります。
そしておろし大根が辛いのよね。もちろん好きな人にはたまらない美味しいさだろうけれど、うーん、天ぷらそばにしておけば良かったかな(笑)
でも、名物はちゃんと食べておかないとね。

救い主はそばアイス。からくなった口をなぐさめてくれます。大根煮も完食、ただいま10時16分、これって朝ご飯?昼食?

後は、ヤマブドウパンが出来上がるまで、木陰でおしゃべり。

このあとは、会津にもどりもう一つ有名な慶山焼きの窯元へ。大奮発して、焼き締めのビールグラスを購入しました。
ビールがうまいといいな。
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090802会津せと市から大内宿へ

こちらは二階建てで、この階段を踏みしめて登ります。でかい梁が黒々光ってます。

茅葺きのしたはこんな風になってるようです。縄の世界(笑)

階下では、イワナが焼かれてます。いろりで炭火。おいしいだろうなぁ。

大広間の壁にある、そば猪口のコレクション。同じような物がそろっているのがコレクションらしい。
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090802会津せと市から大内宿へ

花春酒造さんのとなりが、そばの三澤屋で、開店前なのにもう並びはじめてます。急いで列に並び、番号札ならぬ木片をわたされました。
「しるもしらぬも大阪の関」調べてみると(教養なしだなぁ)百人一首のナンバー10、そういえば10番目くらいでした。

のぼりと塩のおかれた、これなんだろう?臼? のぼりには名物「高遠そば」の由来が書いてあります。
曰く「会津の殿様が信州高遠藩で育ち、寛永20年会津藩主となられて以来大根おろしそばを高遠そばと言っております。三澤屋ではそれに長ネギを箸がわりに用い薬味をかねてご提供させていただいております」ということです。
おお、長ネギのそばか。

やがて時間となり、店員さんが暖簾をかけに出てきました。なんとそれをかけるのが木の枝で、おもしろい。

ちゃっちゃっとかけいます。右には山とつまれた薪があり、冬の厳しさがおもわれます。
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090802会津せと市から大内宿へ

つきたての餅を売っているおばあちゃんは白い割烹着で、まさに日本のおばあちゃん。写真撮らしてくださいとお願いすると、もっと若い人とればいいといいながら、素敵な笑顔になってくれました。豆餅はちゃんとゲットしました。しっかり餅で(近頃混ざりものが多いので)美味しい。草餅も買えば良かったかな。
やけどに効く熊の油ってのが売ってますね。

花々のあいだにフクロウの石。奥の店にはシソ巻もあったのね。ここで手作りされたものはなんでも美味しそう。

酒蔵もありました、花春酒造。店頭で試飲。朝っぱらから一杯とはね。この時点でまだ9時半です。
店内にはいると、お酒の他に大皿が飾ってあったりして、いいかんじです。


茅の厚みはこれだけ。吹き替えもたいへんなことです。これはまだ新しいのではないかな。たぶん三澤屋さんの屋根。
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水が冷たいので、キュウリ、トマト、ラムネも冷やされてます。キュウリはボキッと折って、南蛮味噌を付けて試食させてくれます。(味噌の販売のためですよ)
元気なお兄ちゃんから、味見だけ、食べていってといわれるとつい買ってしまいます。大豆でつくってある肉の煮付け品に、おれそれは肉だと思って食べてたと陽気に語るお兄ちゃんは高校時代、片道一時間半もかけて通学してたとか。

ここが宿場のつきあたり。左手に神社への階段がありますが、その急坂を見ると挑戦の気がなえました。

つきあたりから、入り口の方を振り返って。時折日がさしますが、涼しく、絶好の観光日和です。

家々で花がいろいろなので、楽しみです。緑がとてもうつくしい。
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090802会津せと市から大内宿へ

有線の塔かしら。もうだいぶ巡ってきました。ほんとに夢のような場所ですね。

こちらも蕎麦屋さん。ねぎそばといって、ネギ一本がまるまる付いてくるそばがあるんですと、まさかぁ~

全体が緩い坂になってるので、水の勢いがいいです。清冽な山の清水でしょうか。

展示館にはお邪魔しませんでしたが、江戸への参勤交代に使われていた宿場なので、ここを通る行列は600人とか。それではこれだけの宿が必要なわけですね。
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090802会津せと市から大内宿へ

水路のあるところには夏の花が咲き、丹精がしのばれます。茅葺きも維持がたいへんだろうから、いまはこのように吹き替えられてます。

これはなにかなあ?見たことない赤い実のような花??

さすが山奥らしく、そばのお店がいろいろ。店の前にはイワナ焼きや、だんごも売ってます。朝早くからこれだけのにぎわいがすごいなぁ。

真っ白な蔵も。ガイドさんとドライバーがいるところを見ると観光バスも到着かな。
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090802会津せと市から大内宿へ

雑貨屋、蕎麦屋、といろいろなお店が並んでますが、昔はみんな宿屋だったそうな。いまはお土産店ですよと、年季の入った(笑)いいお顔のおばちゃんが会津訛りかな?で語ってくれました。

こちらは開けた座敷のある三澤屋というそばやさん。あとで食事します。ほんとに江戸時代そのままですね。

漆喰壁、店先に並ぶ小物やお土産品。辛い南蛮味噌がおすすめとか。あとはおじいちゃんが山から採ってきた薬草や、薬木。ねこにはマタタビもありますよ。同じような品物が並んでいても、一軒ずつ見たくなります。

通りの両側に茅葺きの家があり、そのまえに小さな水路があります。きれいな水が気持ちよさそう。

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090802会津せと市から大内宿へ

さて、陶器も買い込み、次は早めですが、大内宿へ。駐車場が混むとのことで、早めの行動。7時過ぎて美里をでて、到着は8時。
まだ、お店も開いてないだろうか… 駐車場から、宿場入り口にさく花が出迎えてくれます。

大内宿というのは初めてなのですが、看板を見ると江戸時代にタイムスリップできそうです。ワクワク。

見えてきましたが、もう開店準備してますね。人も結構出てます。入り口近くのお店でヤマブドウパンを予約していきます。
11時には焼き上がりとか。来慣れてる隣人の采配に感謝。このあと取りに行ったら、完売で店頭には出てませんでした。

ほほう、びっくり。集落全体が宿場になってるのね。茅葺きのお家が両側にずずっーーと続いてます。
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090802会津せと市

たたずまいが、大通りとはちがって、なつかしい田舎道のようです。

酔月窯の中も、今朝は30%オフです。お高いお店の作品は見るだけにして…

裏手にある掘り出し市へ。こちらははね出し品のサービス。おおきな煙突が窯元らしい。

看板、この赤い花のついた模様が、お皿や椀について、なかなか可愛らしい。
その他にも、多くの窯元が公開されていて、焼き物の茶碗などでお茶を頂いたり、口当たりを確かめ、手にした感触も味わい、やはり実際に使ってみるのはいいものでした。
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